(リフレーミング)英国女性君主99の視点

Yukipedia
public dmain デニアル画『不思議の国のアリス』ハートの女王

(リフレーミング)英国女君主99の視点

マティルダ (イングランド国主) 1141−1147年

———-小説

  • 93☞ 『修道士カドフェル』1,2エリス・ピーターズの推理小説シリーズ。テレビシリーズとしてもドラマ化されました。(下記96☞)
  • 94☞ 『大聖堂 』ケン・フォレットの小説。12世紀の史実を背景として、キングズブリッジという架空の町に建築される大聖堂を中心に展開される群像劇。マティルダは「モード女帝」として登場します。(下記#95)

———-ドラマ

  • 96☞ 『Cadfael3』(1994~1998年)エリス・ピーターズの小説『修道士カフェドル』を題材にしたテレビドラマ(上記93☞)
  • 95☞ 『The Pillars of the Earth (miniseries)4』(2010年)ケン・フォレットの小説『大聖堂』(上記#94)を原作としたテレビドラマ。ミニシリーズとしてエミー賞とグラミー賞を受賞しました。

マティルダ(c)OTSUKA Yukiko

マーガレット (スコットランド女王) 1286−1290年

  • 97☞ 『Norwegian Foreign Policy and the Maid of Norway』Helle, Knut (1990). The Scottish Historical Review. 69. Edinburgh University Press.
  • 98☞ 『Margaret, ‘Maid of Norway’ and Scottish Queenship 』Reid, Norman H. (1982).  Reading Medieval Studies. 8. University of Reading.

マーガレット(c)OTSUKA Yukiko

メアリー1世 (スコットランド女王) 1542−1567年 ジェーン・グレイ(イングランド女王・アイルランド女王) 1553年 メアリー1世 (イングランド女王・アイルランド女王) 1553−1558年 エリザベス1世 (イングランド女王・アイルランド女王) 1558−1603年

———-戯曲

———-小説・エッセイ・評論など

92☞ (サイト内リンク)『Three Sisters, Three Queens』フィリッパ・グレゴリー
マーガレット・チューダー(ヘンリー8世姉 スコットランド王妃)の視点で、キャサリン・オブ・ヨーク(ヘンリー8世妃)、メアリー・チューダー(フランス王妃)をはじめとしたチューダー一族を描く作品。
81☞Dissing Elizabeth: Negative Representations of Gloriana(Post-Contemporary Interventions) (English Edition)Julia M. Walker(1998年)
  • 77☞ 『エリザベスとエセックス』L/ストレイチー,中公文庫(1999年)
  • 78☞ 『エリザベス1世 大英帝国の幕開け』青木道彦,講談社現代新書(2000年)
  • 16☞ 『Beware, Princess Elizabeth, Carolyn Meyer ,Frolida: Gulliver books, 2001, ISBN 0152045562
  • 25☞ 『グローリアーナ』 Michael Moorcock(創元推理文庫) 2002/1マイケル ムアコック (著),大滝 啓裕 (翻訳)エリザベス朝を彷彿とさせる架空のロンドンを舞台にした歴史ファンタジイ超大作。世界幻想文学大賞受賞。
15☞ 『The Queen’s Fool, London』Philippa Gregory: Herpercollins, 2003, ISBN 0007147295
(サイト内リンク)Philippa Gregoryの視点99 現代のシェイクスピアを呼ばれる英国の女性歴史小説家Philippa Gregoryは、上記以外にもチューダー朝の女性を題材とした作品を発表しています。
  • 24☞ 『グロリアーナの祝祭 ——エリザベス一世の文学的表象 』竹村 はるみ, 2018/8/2
72☞ 評伝『Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart』ジョン・ガイ(2004年)映画(下記34☞)『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』原作

———-ドラマ

91☞(サイト内リンク)『チューダーズ』<ヘンリー8世 背徳の王冠>
Season1』、『Season2
原題:The Tudors5(2007年~2010年)

———-映画

(サイト内リンク)41☞『エリザベス』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
ケイト・ブランシェット主演。
(サイト内リンク)42☞恋におちたシェイクスピア61998年/アメリカ/監督:ジョン・マッデン/主演:ジョセフ・ファインズグウィネス・パルトロー) – ジュディ・デンチがエリザベスを演じました。
73☞ 『アリス・イン・ワンダーランド Alice in Wonderland7(2010年)
74☞ 『アリス・イン・ワンダーランド時間の旅 Alice Through the Looking Glass8(2016年)
ティム・バートン監督の実写版ディズニー映画。ヘレナ・ボナム・カーター演じる赤の女王は「イラスベス」という名前で、白塗りの化粧、赤毛、独特のヘアスタイル、16世紀風の衣装などからエリザベス1世女王を想像させます。対するアン・ハサウェイが演じる白の女王の「ミラーナ」という名前の語感は、対比として「メアリー」という名前と容易に結び付けられます。 (下記「ヴィクトリア女王」の項目に関連記事)
マッドハッター ジョニー・デップ
アリス・キングスレー ミア・ワシコウスカ
白ウサギの声 マイケル・シーン
ジャバウォッキーの声 クリストファー・リー
タイム – サシャ・バロン・コーエン

P!nk – Just Like Fire (From”Alice Through The Looking Glass” – Official Video)

34☞ (サイト内リンク)『ふたりの女王 メアリーとエリザベス9Mary Queen of Scots

2018年のアメリカ・イギリス映画。ジョージー・ルーク監督、メアリー役はシアーシャ・ローナン、エリザベス役はマーゴット・ロビー
原作は、 評伝『Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart』ジョン・ガイ(2004年)(上記#72)

———-音楽・オペラ

44☞ マリア・ストゥアルダ (Maria Stuarda)ガエターノ・ドニゼッティ
シラーの戯曲を原作とするオペラ。「マリア・ストゥアルダ」は「メアリー・ステュアート」のイタリア語形。初演1835年。10
アン・ブーリンを主人公とする『アンナ・ボレーナ』、エセックス伯を主人公とする『ロベルト・デヴリュー』とを併せてチューダー3部作(または3クイーンズ)とされています。
マリア・ストゥアルダを高貴な犠牲者、エリザベッタを嫉妬に狂った悪役として描かれることが多いですが、両役とも主役級のソプラノのディーバが配役されます。
マリア・ストゥアルダ=メアリー・スチュアート
エリザベッタ=エリザベス1世女王
アンナ・ケネディ=メアリーの侍女
ジョージ・タルボット=シューズベリー伯(メアリーの監視役)
ロバート=ロバート・ダドリー(エリザベスの恋人)
グリエルモ・セシル卿=ウィリアム・セシル(エリザベスの側近)☞メトロポリタン歌劇場ではコロナウィルスの影響による閉鎖期間中に毎日、過去の上演フルバージョンのフィルムの無料配信を行い、2020年4月29日にはデイヴィッド・マクヴィカーの演出版(2013年上演)が配信されました。11(英語字幕付き)☞ピエール・ルイージ・ピッツィ演出
エスポジト演出、カルミナーティ&ベルガモ・ドニゼッティ劇場
ドニ・クリエフ演出12、フィニーチェ劇場(英語でフェニックス=不死鳥を表す名を冠したベネツイアの劇場13

———-漫画・アニメ

52☞(サイト内リンク)『女王エリザベス』 (KCデラックス) コミックス – 2013/8/12 池田 理代子 (著), 宮本 えりか (著)
  • 53☞ 『エリザベス女王1世 (コミック版 世界の伝記) 』単行本 – 2012/7/9石井 美樹子 (監修)

———-ドキュメンタリー

  • 54☞ 『城 王たちの物語』 – NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス[1]

16世紀イングランド、スコットランド女性君主(c)OTSUKA Yukiko

メアリー2世 (イングランド女王・スコットランド女王・アイルランド女王) 1689−1694年 夫ウィリアム3世と共同統治

99☞ 『William and Mary』Van der Kiste, John (2003) . Stroud, Gloucestershire: Sutton Publishing.

アン (イングランド女王・スコットランド女王・アイルランド女王) 1702−1714年

55☞ (サイト内リンク)女王陛下のお気に入りアン女王晩年のフェバリット女性2人との勢力争い
56☞ (サイト内リンク)イエローパイレーツアン女王やお気に入りのサラが登場するモンティ・パイソンによるコメディ映画

ヴィクトリア 1837−1901年

———-小説・エッセイ・評論など

89☞ 『世紀の女王誕生―ヴィクトリア女王〈1〉 (中公文庫BIBLIO)  – 2006/3 S. ワイントラウブ (著), Stanley Weintraub (原著), 平岡 緑 (翻訳)
83☞ 『ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” 』(中公新書)  – 2007/10/1 君塚 直隆 (著)
82☞ 『女王陛下のブルーリボン – 英国勲章外交史 』(中公文庫) – 2014/1/23 君塚 直隆 (著)
84☞『ヴィクトリア女王の王室: 側近と使用人が語る大英帝国の象徴の真実』2014/11/17 ケイト ハバード (著), Kate Hubbard (原著), 橋本 光彦 (翻訳)
90☞ 『ヴィクトリア―英国女王伝 』– 2015/3/10 イーディス・シットウェル (著), 藤本 真理子 (翻訳)
85☞ 『図説ヴィクトリア女王:英国の近代化をなしとげた女帝』 – 2017/8/22 デボラ ジャッフェ (著), 二木 かおる (翻訳)
87☞ 『図説 ヴィクトリア女王の生涯: 王宮儀式から愛の行方まで 』(ふくろうの本/世界の歴史)  – 2018/9/26 村上リコ (著)
86☞ 『図説 ヴィクトリア朝時代:一九世紀のロンドンの世相・暮らし・人々 』2019/1/25 ジョン・D・ライト (著), 角 敦子 (翻訳)
88☞ 『ヴィクトリア女王』 (冨山房百科文庫) 新書 – 2019/4/26 リットン・ストレイチイ (著), 小川和夫 (翻訳)

———-映画

61☞ (サイト内リンク)『ヴィクトリア女王 世紀の愛』 – 2009年、イギリス映画 演:エミリー・ブラント
62☞ (サイト内リンク)ヴィクトリア女王 最期の秘密 – 2017年、イギリス映画  演:ジュディ・デンチ

———-ドラマ

———-漫画・挿絵

  • 79☞ 『不思議の国のアリス』の中でジョン・テニエル描くハートの女王15がヴィクトリア女王を似ていると指摘されていいます。(このページの口絵参照)
  • 80☞ 『アリスとテニエル』(1990年)マイケル・ハンチャー  石毛雅章訳、東京図書、1997年、106-108頁。 ウィクトリア女王とハートの女王の類似点を挙げています。
  • 64☞ 『ドリーナ姫童話―クイーン・ヴィクトリア冒険譚もとなおこ)

エリザベス2世 1952年−

———-映画

65☞ 『クィーン』「16「(2006年)では、エリザベス2世女王をヘレン・ミレンが演じました。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、ヴェネチア映画祭をはじめ多数の主演女優賞を受賞しています。ヘレン・ミレンはエリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜でエリザベス1世も演じています。
66☞ 『英国王のスピーチ17(2010年)では、幼少期のエリザベス王女を子役のフレイア・ウィルソンが演じました。
ジョージ6世 – コリン・ファース
エリザベス妃 – ヘレナ・ボナム=カーター
エドワード8世 – ガイ・ピアース
71☞ 『ミニオンズ18(2015年)では、アニメーションの中で、エリザベス2世女王がパブで男たちとビールを飲んだり腕相撲で勝ったりする豪快なキャラクターで描かれています。
67☞ 『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出19(2015年)では、サラ・ガドンエリザベス王女役を演じました。
68☞ 『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント20(2016年)(原作者はイギリス児童文学作家ロアルド・ダール、監督:スティーヴン・スピルバーグ)では、ペネロープ・ウィルトンがイギリス女王エリザベス2世役を演じました。

———-ドラマ

69☞ (Netflixリンク)『ザ・クラウン21ピーター・モーガンの原作・脚本による英米合同製作のNetflix配信テレビドラマシリーズ。クレア・フォイ(2016年/シーズン1及び2017年/シリーズ2)、オリヴィア・コールマン(2019年/シーズン3及びシリーズ4)がエリザベス2世女王役を演じています。シーズン1、2は、ゴールデングローブ賞、ネットフリックスエミー賞などを受賞しています。

———-その他

  • 70☞ 『THE QUEEN AND JAMES BOND』2012年のロンドンオリンピックの開会式では、人気のイギリスのスパイ映画007シリーズの主役ジェームズ・ボンドが女王を城に迎えに行き、ヘリコプターで開会式会場に到着するという映像演出がなされました。スタントマンが演じる危険なシーンを除き女王本人が出演しています。

近代の英国女性君主(c)Otsuka Yukiko

 


 

  1. ウィキペディア(日本語)修道士カフェドル
  2. Wikipedia(English)The_Cadfael_Chronicles
  3. Wikipedia(English)Cadfael_(TV_series)
  4. Wikipedia(English)The Pillars of the Earth
  5. ウィキペディア(日本語)THE TUDORS〜背徳の王冠〜
  6. ウィキペディア(日本語)恋に落ちたシェイクスピア
  7. ウィキペディア(日本語)アリス・イン・ワンダランド
  8. ウィキペディア(日本語)アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
  9. ウィキペディア(日本語)ふたりの女王 メアリーとエリザベス
  10. ハンナ>詳解オペラ名作217 野崎正俊 より>イタリアオペラG. Donizetti, Maria Stuarda 1834マリア・ストゥアルダ[全3幕] ドニゼッティ作曲
  11. The METropolitan Opera>Live Vewing>ドニゼッティ《マリア・ストゥアルダ》(2012-13シーズン)
  12. 新国立劇場プロフィール
  13. ウィキペディア(日本語)フィニーチェ劇場
  14. ^ “ミヒャエル・クンツェ×シルベスター・リーヴァイ×小池修一郎が送るミュージカル『レディ・ベス』が来年春に世界初演”. シアターガイド. (2013年7月19日) 2016年7月11日閲覧。
  15. ウィキペディア(日本語)ハートの女王
  16. ウィキペディア(日本語)くいーん(映画)
  17. ウィキペディア(日本語)英国王のスピーチ
  18. ウィキペディア(日本語)ミニオンズ
  19. ウィキペディア(日本語)ロイヤル・ナイト英国王女の秘密の外出
  20. ウィキペディア(日本語)ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
  21. ウィキペディア(日本語)ザ・クラウン(ネットフリックス)

コメント