塩野七生の視点×99

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塩野七生の視点×99

塩野 七生1(しおの ななみ、女性、1937年7月7日 – )は、日本の歴史作家、小説家。学習院大文学部哲学科卒。ローマ在住。
『ローマ人の物語1』シリーズなどイタリア史に関するベストセラーがあり、数々の受賞もありますが、学術的な新事実がないことや直接的証拠に基づかない筆者の推測なども表現されているため、歴史書としてではなく歴史小説として読むべきであるとの専門家の批判もあります。

受賞

著作

62☞塩野七生ルネサンス著作集(2001年)

61☞『ルネサンスとは何であったのか62☞2001年 「塩野七生ルネサンス著作集 第1巻」 新潮社/2008年 新潮文庫)
01☞『ルネサンスの女たち(1969年 中央公論社/1973年 改版1996年 中公文庫/2012年 新潮文庫) ※第2巻
イザベッラ・デステルクレツィア・ボルジアカテリーナ・スフォルツァカテリーナ・コルネールの女性4名の生涯を描いた連作。
02☞『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷(1970年 新潮社/1982年 改版2013年 新潮文庫) ※第3巻
05☞『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年』(1980 – 81年 中央公論社(正・続)/1989年 中公文庫()/2009年 新潮文庫 全6巻)※第4・5巻
ヴェネツィア共和国の一千年の興亡。伊題 STORIA della REPUBBLICA di VENEZIA
03☞『神の代理人(1972年 中央公論社/1975年 改版1996年 中公文庫/2012年 新潮文庫) ※第6巻
ルネサンス期に活躍したローマ法王4名、ピオ2世アレッサンドロ6世ジュリオ2世レオーネ10世本紀。伊題 Vicario di Cristo
12☞『わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 (1987年 中央公論社/1992年 中公文庫/2010年 新潮文庫 全3巻) ※第7巻
13☞伊題 SCRITTI SUL RINASCIMENTO

小説・歴史

04☞『愛の年代記(1975年 新装版2003年 新潮社/1978年 改版2002年 新潮文庫)
    1. (20☞)ローマは一日にして成らず ローマ人の物語I (1992年)
      (21☞)“ROMA NON UNO DIE AEDIFICATA EST”
      王政ローマの建国からイタリア半島統一までを描く。
    2. (22☞)ハンニバル戦記 ローマ人の物語II(1993年)
      (23☞)”BELLUM HANNIBALICUM”
      ポエニ戦争カルタゴ滅亡まで。ハンニバルスキピオ・アフリカヌス
    3. (24☞)勝者の混迷 ローマ人の物語III(1994年)
      (25☞)”BELLORUM CIVILIUM”
      グラックス兄弟マリウススッラポンペイウスの活躍。「内乱の一世紀」前半。
    4. (26☞)ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語IV(1995年)
      (27☞)”C. IULIUS CAESAR ANTE RUBICONEM”
      カエサルの前半生とガリア戦争
    5. (28☞)ユリウス・カエサル ルビコン以後 ローマ人の物語V(1996年)
      (29☞)”C. IULIUS CAESAR POST RUBICONEM”
      ローマ内戦とカエサル暗殺、その死後の内乱と収拾を描く。
    6. (30☞)パクス・ロマーナ ローマ人の物語VI(1997年)
      (31☞)”PAX ROMANA”
      ローマを帝政に移行させた初代皇帝アウグストゥスが、パクス・ロマーナの実現を進める過程。
    7. (31☞)悪名高き皇帝たち ローマ人の物語VII(1998年)
      (32☞)”IMPERATORES MALAE FAMAE”
      アウグストゥスに続くユリウス・クラウディウス朝の4皇帝(ティベリウスカリグラクラウディウスネロ)の功罪。
    8. (33☞)危機と克服 ローマ人の物語VIII(1999年)
      (34☞)”CRISIS ET AB EA EXITUS”
      ユリウス・クラウディウス朝断絶後の帝国の混乱フラウィウス朝の成立、五賢帝の1人目ネルウァまで。
    9. (35☞)賢帝の世紀 ローマ人の物語IX(2000年)
      (36☞)”SAECULUM AUREUM”
      五賢帝のうちトライアヌスハドリアヌスアントニヌス・ピウスの3皇帝の時代。
    10. (37☞)すべての道はローマに通ず ローマ人の物語X(2001年)
      (38☞)”OMNIAE VIAE QUAE AD ROMAM DUXERUNT”
      ローマのインフラストラクチャーをテーマとした巻。
    11. (39☞)終わりの始まり ローマ人の物語XI(2002年)
      (40☞)”FINIS PRINCIPIUM”
      哲人皇帝マルクス・アウレリウスの治世。五賢帝以後のローマと内乱セプティミウス・セウェルスの時代。
    12. (41☞)迷走する帝国 ローマ人の物語XII(2003年)
      (42☞)”TERTII SAECULI CRISIS”
      セウェルス朝後半及び軍人皇帝時代のローマ帝国、いわゆる「3世紀の危機」の時代。
    13. (43☞)最後の努力 ローマ人の物語XIII(2004年)
      (44☞)”DE ULTIMIS LABORIBUS”
      ディオクレティアヌスコンスタンティヌスの時代。テトラルキアの成立と終焉。
    14. (45☞)キリストの勝利 ローマ人の物語XIV(2005年)
      (46☞)”DE CHRISTI VICTORIA”
      コンスタンティウスユリアヌスの時代からテオドシウスの時代まで
    15. (47☞)ローマ世界の終焉 ローマ人の物語XV(2006年)
      (48☞)”ROMANI MUNDI FINIS”
      ローマ帝国の東西分裂と西ローマ帝国の滅亡、ユスティニアヌスの再征服による荒廃。
  • 49☞『ローマ亡き後の地中海世界』(2008 – 2009年、新潮社 上・下/2014年、新潮文庫 全4巻)羅題 DE MARI POST DELETAM ROMAM
    • 「ローマ人の物語」のその後(西ローマ帝国滅亡後)の地中海世界を、主に北アフリカを拠点とするバルバリア海賊とそれに対抗する南欧諸国を中心に描く。
  • 51☞『十字軍物語』(2010 – 2011年、新潮社/2019年、新潮文庫 全4巻)羅題 Deus lo vult (en)
    • (Prime Video 参考作品)
      50☞
      「リチャード獅子心王 -聖なる戦い-」(ウォリアーズ 歴史を動かした男たち(字幕版)2006 第5話)
      1191年6月11日キプロス島ソリマス 妹と婚約者がが難破しキプロスの太守にとらえられましたが、これを攻めて奪還。5月12日にソリマスで結婚しました。ドラマには妻は登場しません。
      リチャード王1(イングランド王)34歳。第三次十字軍2に参加。
      ジョーン1(リチャード王の妹。シチリア王未亡人)
      1191年9月7日聖地パレスチナアルスフ1の戦いにて十字軍が勝利しヤッファ占領。
      ブルゴーニュ公
      149歳。フランス王が戦線離脱した後のフランス司令官。
      ガルニエ・ド・ナブレス
      3ホスピタル騎士団団長。
      レスター伯4イングランド軍

      サラディン154歳。宗教/信仰(Dīn)の救い(Ṣalāḥ)」を意味する通称。アイユーブ朝イスラムの創始者。
      アル・アーディル146歳。サラディンの弟で副官
      1191年11月11日 エルサレムへ進軍開始するも途上の町を破壊されるなどのサラディンの妨害により食料調達や野営が困難に。また守りの堅い大軍を攻めあぐねるうちの本国で弟のジョン王の謀反が発生。最終的に休戦協定を結び、エルサレムはアツバース朝の管理下におかれるがキリスト教徒の巡礼は認められることになりました。
      “インシャラー”
      1,5「神の御心のままに」という意味のイスラム教のフレーズ
53☞『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』、2013年、新潮社/2020年、新潮文庫)54☞羅題 De Imperatoris Friderici Secundi Vita
「世界の驚異」と言われたシチリア王兼神聖ローマ皇帝の生涯。

イタリア関連

  • 56☞『イタリアだより 君知るや南の国』(1975年 文藝春秋
  • 57☞『イタリア共産党讃歌』(1976年 文藝春秋)
  • 58☞『イタリアからの手紙』(1981年・改版2003年 新潮社/1997年・改版2016年 新潮文庫)
  • 59☞『イタリア遺聞』(1982年 新潮社/1994年・改版2009年 新潮文庫)
  • 60☞『マキアヴェッリ語録(1988年・改版2003年 新潮社/1992年・改版2009年 新潮文庫)
  • 63☞『ローマの街角から』(2000年 新潮社)
  • 64☞『ローマ人への20の質問』(2000年 文春新書
  • 65☞『痛快!ローマ学』(2002年 集英社インターナショナル)
    • 66☞改題『ローマから日本が見える』(2005年 集英社/2008年 集英社文庫

随筆 その他

  • 67☞『サイレント・マイノリティ』(1985年 新潮社/1993年・改版2009年 新潮文庫)
  • 68☞『男の肖像』(1986年 文藝春秋/1992年・改版2017年 文春文庫
  • 69☞『男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54章』(1989年 文藝春秋/1993年・改版2017年 文春文庫)
  • 70☞『再び男たちへ フツウであることに満足できなくなった男のための63章』(1991年 文藝春秋/1994年・改版2018年 文春文庫)
  • 71☞『人びとのかたち』(1995年 新潮社/1997年・改版2006年 新潮文庫)。映画エッセイ集
  • 72☞『日本人へ-リーダー篇』(2010年 文春新書
  • 73☞『日本人へ-国家と歴史篇』(2010年 文春新書)
  • 74☞『生き方の演習 若者たちへ(2010年 朝日出版社)
  • 75☞『想いの軌跡 1975-2012』(2012年 新潮社/2018年 新潮文庫)。エッセイ集成
  • 76☞『日本人へ-危機からの脱出篇』(2013年 文春新書)
  • 77☞『逆襲される文明 日本人へⅣ』(2017年 文春新書)

共著

  • 78☞『ローマとその世界帝国 新潮古代美術館 5』(新潮社、1980年)。解説エッセイを寄稿
  • 79☞『信長 「天下一統」の前に「悪」などなし』(第10章執筆/1991年 プレジデント社/2007年 プレジデント・クラシックス)
  • 80☞『おとな二人の午後 異邦人対談』五木寛之との対談/2000年 世界文化社/2003年 角川文庫
  • 81☞『ローマで語る』(子息アントニオ・シモーネとの対談/2009年 集英社インターナショナル/2015年 集英社文庫)
  • 82☞『ヴァチカン物語 とんぼの本石鍋真澄・藤崎衛 共著/2011年 新潮社)、図版本
  • 83☞『ヴェネツィア物語 とんぼの本』宮下規久朗 共著/2012年 新潮社)、図版本

絵本

  • 84☞『漁夫マルコの見た夢』(1979年 TBSブリタニカ/2007年 ポプラ社/絵 水田秀穂)
  • 85☞『コンスタンティノープルの渡し守』(1980年 TBSブリタニカ/2008年 ポプラ社/絵 司修

舞台化

  • 86☞『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』宝塚歌劇団
  • 88☞『ヴェネチアの紋章1』宝塚歌劇団。原作は『緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件』
  • 87☞「カエサル -『ローマ人の物語』より-」。栗山民也演出、松本幸四郎主演で、2010年10月に日生劇場で舞台上演。原作は『ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語IV』、『同 ルビコン以後 ローマ人の物語V』。

 

  1. ウィキペディア(日本語)塩野七生
  2. ウィキペディア(日本語)第3回十字軍
  3. Wikipedia(English)Garnier_de_Nablus
  4. Wikipedia(English)Robert_de_Beaumont,_4th_Earl_of_Leicester
  5. のらねこ農民放浪記>「インシャラー」の正しい意味って、そうだったのね~。July 25, 2013:エジプトにて

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