ローズの秘密の扉

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ローズの秘密の扉

ローズの秘密の扉(2016)アイルランド映画。子供を殺したとして40年以上も精神病院に入院している老女ローズが、聖書の余白に書かれた日記を振り返りながら精神科医に人生を語ります。1全編にわたって聖書とベートーベンのピアノ曲「月光」がモチーフになっています。
ローズは、その美貌から神父はじめ地元で男たちに人気でしたが、イギリス空軍のパイロットになったアイルランド人と恋に落、色情狂(nymphomania)として精神病院に入院させられたのでした。

12世紀にイングランドの支配がはじまり、イングランド王はローマ教皇から与えられた称号アイルランド卿2も兼ねることになりましたが、イングンド王ヘンリー8世がローマカトリックを離脱した際、アイルランド王と変更しました。

5世紀頃アイルランドで布教した聖パトリック以来、ローマ・カトリックが優勢で、現在でも人口の8割を占めます。
ヘンリー8世王やエリザベス1世女王のカトリックの弾圧や、17世紀にオリバー・ウロムウェル護国卿がアイルランドの自治権を奪うなど、1987年の独立まで英国の植民地にされてきた歴史から伝統的に反英感情が強い国民性があります。3
アイルランドは第二次世界大戦中は中立の立場をとっていましたが、イギリス軍に入隊することが可能で、少なくとも50,000人のアイルランド人がイギリス陸軍に入隊したのをはじめ、商船隊やイギリス空軍で任務に就きました4

 

  1. ローズの秘密の頁 – Wikipedia
  2. アイルランド卿 – Wikipedia
  3. アイルランド – Wikipedia
  4. 第二次世界大戦期アイルランドの局外中立 – Wikipedia

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