タイプライターをモチーフとした作品
音楽
Leroy Anderson Ritvélin The Typewriter Aleksandr Trofimov
作曲家ルロイ・アンダーソンは、『タイプライター』(1950年)というタイプライターを使った曲を書いており、アメリカでは多数のラジオ番組のテーマ曲として使われていました。
- ピューリッツァー賞を受賞したミュージカル喜劇『ハウ・トゥー・サクシード』(作詞・作曲はフランク・レッサー)は大企業の内情を皮肉った楽曲であるが、その中でタイプライター音を使った曲 A Secretary is Not a Toy がある。
- トム・トム・クラブは1981年のシングル Wordy Rappinghood の序奏にタイプライターのキーをカタカタ叩く音を使った。
- ブライアン・イーノのアルバム『テイキング・タイガー・マウンテン』の中の China My China という曲ではタイプライターが打楽器として使用されている[20]。
- 様々な楽器を演奏する作曲家ヤン・ティルセンは、タイプライターを打楽器としてよく使っている。例えば、1996年のアルバム Rue des Cascades の中の “Pas si simple” など。
- パール・ジャムの2000年のアルバム『バイノーラル』の隠しトラックにある ‘Writer’s Block’ では、エディ・ヴェダーがタイプライターのキーを何度も叩く音が入っている。
- 同じくパール・ジャムの2009年のアルバム『バックスペイサー』は、そのタイトルがタイプライターのバックスペース・キーに由来する。
- トーマス・ドルビーは、アルバム The Flat Earth の中の曲 Dissidents でタイプライター音を使っている。
映画
- 『大統領の陰謀』(1976年)では、タイプライターを打つ騒々しい音で新聞社の編集室が満たされている様子が描かれます。
- 『白と黒のナイフ』(1985年)では、スミス・コロナのタイプライターの “t” が上にずれていることが殺人犯を発見する際に大きな役目を果たします。
- 『未来世紀ブラジル』(1985年)では、タイプライターが頻繁に登場。
- 『ミザリー』(1990年)では、ロイヤル社のタイプライターが使われました。
- デヴィッド・クローネンバーグの『裸のランチ』(1991年、原作ウィリアム・S・バロウズ)では、タイプライターが怪物に変身。
☞つぐない(2007)1ブッカー賞最終候補となったイアン・マーキュアン著『贖罪』(2001)2『プライドと偏見』(2005)のスタッフ・キャストで映画化した作品。アカデミー賞作曲賞。英国アカデミー賞作品賞、美術賞。ゴールデングローブ賞作品賞、作曲賞。
作曲はダリオ・マリアネッリ3(『プライドと偏見』『カルテット!人生のオペラハウス』『アンナ・カレーニナ』など)タイプ音やピアノの弦をはじく音などが効果的に曲中に組み入れられています。
ブライオニーは少女時代に姉と恋人を引き裂きました。子役をはじめ3人の女優が各年代のブライオニーを演じます。
キーナ・ナイトレイ 使用人の息子と愛し合うブライオニーの姉役
ブレンダ・ブレッシン 使用人役
(サイト内リンク)ジェイン・オースティン>プライドと偏見
☞タイピスト!4,5(2012)
田舎出身のタイピストが早打ち世界大会で優勝を目指す物語。原題の「Populaire」は、舞台となっている1958年~59年頃のフランスのJapy Populaireという会社のタイプライター機種名だそうです。語源は“人気者”という意味で英語のpopularにあたります。監督によると「スポーツにまつわるロマンティック・コメディ」。ベテラン女優ミュウ・ミュウも助演。日本フランス映画祭観客賞。
コメント