『薫大将と匂の宮』岡田鯱彦
薫大将と匂の宮(探偵クラブ) 1993/6/1 岡田 鯱彦 (著) 5つ星のうち3.8/ 8個の評価
➤紫式部は娘が一人あったとされていますが、この小説では2人としています。1
➤物語を経文の裏に書いたと非難されていると記しています。
➤清少納言1との確執が描かれていますが、実際は、面識はなかったものの、後任として比較される紫式部たちが一方的にライバル視していたのではないかとの説もあります。2
➤宇治橋の三の間3が物語の重要な場所として設定されています。
『妖鬼の兜言』には植森茉莉という名の少女が登場します。森鴎外の娘の森茉莉は1903年生まれで文学者との交流もあり、1907年生まれの岡田鯱彦が46歳の時に書いた小説なので、名前を拝借したということもあるかもしれません。
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