『世界をまどわせた地図』エドワード・ブルック=ヒッチング

Yukipedia

『世界をまどわせた地図』エドワード・ブルック=ヒッチング 1

隣にいた妻からの依頼、スポンサーへの配慮、宗教 さまざまな理由から本来の姿とは違う地図がかかれた。地図というシステムがどのような背景をもって創造されたのかを楽しみながら様々な古地図を学べる本。

ワクワク島のワクワクの木(中東やインドなどで伝説になっていた、遠い島にある人の形をした実がなる木)が登場する書物など2

  • 『千夜一夜物語』(アラビアンナイト)
  • 西暦1000年頃アラビアで書かれた『インドの不思議』3
  • 12世紀のムハマンド・アル=イドリースイー(1099-1165)による地図にはアジアにワクワク諸島を描いた。
  • 13世紀後半のザカリーヤー・カズウィーニーの『諸国の遺跡』
  • 14世紀に東方に派遣されたイタリアの修道士ボルデノーネのオドリコによる旅行記

ワクワク島の正体の候補はボルネオ島、スンダ列島、スマトラ島、マダガスカル島、ニューギニア、オーストラリアなど。

倭国わこく」と言葉の響きが似ている日本を指したという説もある。4

英裕(YU HANABUSA)は、ワクワクの木からインスピレーションを受けた作品を発表している。56

タイに美女が実る「美女果(マッカリーポン)」という木の伝説78があり、それを展示するチェンマイ郊外にあるワットメーケットノーイ9(通称地獄寺)は、10は日本でもタイの珍スポットとして紹介されている。


 

  1. 世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語 単行本 – 2017/8/28 エドワード・ブルック=ヒッチング (著), ナショナル ジオグラフィック (編集), & 1 その他
  2. ウィキペディア(日本語)
  3. ブズルグ・イブン・シャフリヤール著、藤本勝次・福原信義訳注『インドの不思議』関西大学出版部、1998年、ISBN 978-4-87354-053-5
  4. 中国の青い鳥―シノロジー雑草譜 (平凡社ライブラリー) 新書 – 1994/12/1 中野 美代子 (著)
  5. 英裕(YU HANABUSA)
  6. Project N10, operacity art gallery in 2002
  7. furutetsuchan の『タイ便り』ワクワクの木
  8. コウサカミユキ 「七日美女」 (第8回R-18文学賞最終候補作品)
  9. ワットメーケットノーイ
  10. 旅情報日本で唯一のタイ地獄寺研究家 椋橋彩香が魅せられた「タイの地獄寺」とは

コメント